マジックミラーの基本原理、用途

マジックミラーの基本原理、用途
「マジックミラー」は、明るい側からは鏡に見えますが、暗い側からは向こうが見えるという用途に使われるビームスプリッター(光学分野の装置)です。

ミラーガラスとも言います。

透過率と反射率が等しいものはハーフミラーと呼びます。

「magic mirror」は和製英語で、英語では「one‐way mirror」などと言います。
(英語で「magic mirror」というと「魔法の鏡」のことです。)

ビームスプリッター
▲ビームスプリッター

マジックミラーは、入射した光の一部を反射し、一部を透過させます。

これを明るい部屋(あるいは野外)と暗い部屋の間に置くと、明るい側からの光の一部が反射することにより、そちらからは鏡に見え、一部が透過することにより向こう側(暗い側)からは半透明な窓に見えます。

暗い側からの光も同様に、一部が反射し一部が通過しているのですが、光量が少ないため、明るい側からの光にかき消されてしまいます。

マジックミラーの性質は、様々な用途に応用されています。

サングラスに応用したものは、ミラーグラスと呼ばれます。
ミラーグラス

これは光の透過量が極めて少なくなるため、強い光から目を守るために利用されます。

光を(反射ではなく)吸収する通常のサングラスでも同様の効果を得られますが、特に紫外線など波長が短く目に有害な光線を効率よく遮断することができます。

また、偏光レンズを使った場合は、水面での反射光などまぶしさの元になる光を選択的に反射させられます。

ミラーグラスでは、レンズの裏に後方や自分の顔が反射して映り、視界の妨げになるので、レンズを顔に沿って曲げて伸ばしたり不透明なカバーをつけたりして隙間をなくし、レンズの裏側に光が入らないようにした「ラップ型サングラス」にすることもあります。
(通常のサングラスでも多少の反射があるためラップ型にすることがあります)


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参考文献(wikipedia);
マジックミラー
https://bit.ly/3t7rE0H
ビームスプリッター
https://bit.ly/3sZtPDL
魔法の鏡
https://bit.ly/3sYHeMh