セキュリティの不安を解消! 一戸建てにおける防犯対策を場所別に紹介

セキュリティの不安を解消! 一戸建てにおける防犯対策を場所別に紹介
一戸建てが密集する地域では、
窃盗や不法侵入といった犯罪が起こりやすいといわれますが、
「自分の家は大丈夫だろう」と防犯対策を疎かにしていると、
知らないうちに泥棒などの被害に遭ってしまうこともあります。

セキュリティに不安を感じる場合は、
なるべく早く防犯対策を行うほうが良さそうです。

今回は一戸建てにおける防犯対策を場所別に紹介します。


■ 一戸建て住宅における侵入窃盗の被害状況

警視庁の発表(※)によると2018年、全国における住宅を対象とした
侵入窃盗の認知件数は31,505件で、1日当たり約86件発生しています。

また同年の侵入窃盗の発生場所別認知件数によると、
侵入窃盗の発生場所は一戸建て住宅が42.5%と最も多い割合となり、
一戸建て住宅は狙われやすいということが実際のデータから
明らかとなっています。
一戸建てにおける防犯対策

◇ 窓から侵入されるケースが多い
一戸建てにおける防犯対策/窓から侵入されるケースが多い

住宅対象侵入窃盗の侵入口として多いのが、
窓からの侵入によるものです。

空き巣の場合はガラスを割って侵入する「ガラス破り」が
多く見られますが、忍び込みや居空き(住人の在宅中に侵入して
行われる窃盗)時の侵入手段としては窓やドアの鍵のかけ忘れによる
侵入が多くなっています。

■ 一戸建てにおける防犯対策を場所別に紹介
一戸建てにおける防犯対策

防犯対策の基本としてまず行ってほしいのが、必ず施錠することです。

いくら厳重な防犯対策をとっていても、
鍵が開いていたら意味がありません。

「ちょっとくらい大丈夫だろう」と鍵をかけないままにしていると、
そこから泥棒が侵入し、犯罪被害に遭うことになります。

必ずドアや玄関、窓といった鍵のある場所は
すべて施錠を行うように徹底しましょう。

必ず施錠する、という基本を押さえたところで、
ここからは一戸建てにおける場所別の防犯対策を見ていきましょう。

◆ 玄関
玄関は、ほんの少しの間鍵をかけていないだけで
侵入されやすい場所です。

また、鍵穴があるとピッキング被害を受けるケースや
バールなどで破壊して侵入するケースも見られます。

そのため、ピッキングや破壊に強いシリンダー錠に交換する、
鍵を増やす、鍵穴のないリモコンキーを取りつける、複雑な構造の
ワンドアツーロックタイプに変更するなどといった部品交換がおすすめです。

一方、玄関ドアに穴をあけて強引にサムターンを回して
開錠するサムターン回しへの対策として、サムターン部分や
鍵穴などを守る補助錠を取りつけるのも良いでしょう。

一戸建てにおける防犯対策
(鍵穴があるとピッキングによる玄関からの侵入も)

◆ 窓
侵入されやすい窓には、窓用補助錠やアラーム、
防犯フィルムをつけるなどして防護しましょう。

ガラス割り対策として、防犯ガラスへの取り換えや
面格子をつけるといった対策も有効です。

さらに、窓に振動が起きたらアラームが鳴る装置を取りつけるなど、
二重で対策を取るとより効果的となります。

費用に余裕のある方は、センサーライトなどを設置したり、
防犯カメラで犯罪抑止力を高め、証拠映像を残したりするのも良いでしょう。

身近な防犯対策としては、窓の外から部屋の様子を
確認されることを阻止するために、カーテンをつけて
中が見えないようにするのもおすすめです。

◆ ベランダ
2階以上のベランダの場合、囲いがあると見通しが悪くなり、
ベランダ内でしゃがむと外から簡単に気づかれないため、
泥棒にとって身を隠しやすい状況となってしまいます。

ベランダは見通しを良くすることを心がけ、
センサーアラームをつけるなどの対策を取りましょう。

◆ 庭
庭を通って窓や玄関へ近づく侵入者もいます。

庭先にセンサーライトやセンサーアラームを配置しておくと威嚇効果があり、
家の中への直接的な入口にたどりつく前に侵入者が諦めやすくなります。

併せて防犯カメラを設置しておくと証拠も残せて、
万が一被害に遭った際にも犯人が見つけやすくなります。

一戸建てにおける防犯対策
(被害の証拠が残せる、防犯カメラを設置するのがおすすめ)

◆ 塀
塀にのぼって部屋を覗き、窓から侵入してくるといったケースがあります。

侵入者が塀をのぼれないように、忍び返しをつけておく、
またはセンサーアラームを設置して威嚇するなど対策を取りましょう。

なお、高い塀やボリュームのある生け垣は、泥棒にとっては
良い隠れ場所にもなります。

外から見えにくい家は、塀や庭の植え込みなどの高さや
位置にも気をつけましょう。

■ 日常生活においても防犯対策を

家の場所別に防犯対策を紹介しましたが、
日常生活の中でも十分に防犯対策を行うことができます。

防犯カメラや強化ガラスなど、防犯対策への費用が
すぐに出せないという場合も、常に防犯意識を高めておくことが大切です。

◇ わかりやすい場所に鍵を隠さない

一戸建てにおける防犯対策
(新聞受けや植木鉢は定番の隠し場所)

敷地内のどこかに住宅の鍵や合鍵を隠す方もいるかと思います。

新聞受けや植木鉢は、鍵が隠されている定番の場所なので、
泥棒や侵入者にすぐにばれてしまいます。

なるべく鍵は人が持ち歩くようにし、やむを得ないときでも、
わかりやすい場所には絶対に隠さないようにしましょう。

短時間の外出時でも必ず施錠すること、前述したように
「ちょっと出かけるくらいだから鍵はかけなくていい」という
軽い気持ちから、犯罪被害に遭ってしまうこともあります。

住居侵入に手慣れている犯罪者にとっては、
短時間の外出時も狙い目の1つです。

住宅から離れる場合は、短時間であろうと
必ず施錠するように徹底しましょう。

◇ 「人がいない」と悟られないような工夫を行うこと

一戸建てにおける防犯対策
(郵便物が溜まっていると留守だと思われやすい)

何日か続けて家を空ける場合は特に、
留守だと悟られない工夫が必要です。

郵便物がたまっていると不在であることがわかり、
ターゲットとされてしまいます。

郵便は郵便局に、新聞は配達センターなどに事前に連絡して、
配達を前もって止めてもらうようにしましょう。

あらかじめ帰宅時間が遅くなるとわかっている場合は、
室内の照明をつけて外出する、または市販のタイマーを使って
夜間に照明やテレビなどをつけるようにして、
家に人がいるように見せる工夫を行いましょう。

■ 日頃から防犯意識を高めておこう

鍵を締める、家に人がいないと悟られないなど、
日頃から防犯対策を行うことは十分に可能です。

常に防犯意識を持っておくこと自体が、犯罪防止に効果的となります。

また、犯罪者は人の目を嫌うため、
近所や地域との連携を取っておくことも効果的でしょう。

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参考文献;
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)(2019/9/5)
「セキュリティの不安を解消! 一戸建てにおける防犯対策を場所別に紹介」
https://homes.jp/2mHNYAi

※「データで見る侵入犯罪の脅威」(警視庁)
https://bit.ly/2lilbSE

wikipedia
錠前(ロック:lock)
https://bit.ly/2LueKo1
鍵(キー:key)
https://bit.ly/2CoP49z