世界遺産の城門「ポルタ・ニグラ」

世界遺産の城門「ポルタ・ニグラ」
「ポルタ・ニグラ」(Porta Nigra)は、ドイツのトリーアにある古代ローマ時代の建築物で、ユネスコの世界遺産に登録されています。

「ポルタ」はラテン語で「城門」、「ポルタ・ニグラ」で「黒い門」という意味になり、その名の通り、外壁の黒い石から名付けられました。

ただしこれは中世の呼び名であり、古代ローマ時代の名称は不明です。

現在、地元では略して「ポルタ」と呼ばれます。

北側から見たポルタ・ニグラ
▲北側から見たポルタ・ニグラ

南側から見たポルタ・ニグラ
▲南側から見たポルタ・ニグラ

186年から200年にかけてローマ市壁の北門として建造されたものですが、中世になると放棄され、別の建造物を作るために一部が破壊されました。

4世紀頃のポルタ・ニグラの復元模型
▲4世紀頃のポルタ・ニグラの復元模型

1025年から1035年に没するまで門跡地で過ごしたギリシャ人の隠者シメオンを記念し、新たに身廊(しんろう)や尖塔などを建て、城門を覆う形で「聖シメオン教会」として機能転用されました。

聖シメオン教会に改装されたポルタ・ニグラ(1670年)
▲聖シメオン教会に改装されたポルタ・ニグラ(1670年)

しかし1805年、フランス革命軍がこの地を占領した際、ナポレオンの命によりローマ時代以外の建造物はアプスを除いて取り除かれてしまったため、ポルタ・ニグラも城門跡として元の姿に戻されました。

現在ではトリーアの観光スポットとなっています。

1986年、「ローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母マリア教会」として世界遺産に登録されました。

現在のポルタ・ニグラの教会時代の身廊跡
▲現在のポルタ・ニグラの教会時代の身廊跡

トリーアをホストタウンとして行なわれるラリー・ドイチュラント(世界ラリー選手権の一戦)では、ポルタ・ニグラ周辺でスタート・フィニッシュセレモニーが行なわれ、特設コースでのタイムアタック(スーパースペシャルステージ)も行なわれます。

ポルタ・ニグラの前を走行するラリー競技車
▲ポルタ・ニグラの前を走行するラリー競技車


イタリア語で「ポルタ」は「門」のほか「扉」の意味もあります。

▼ガラス引戸の「ポルタ」は、さまざまな用途で実績のある建具で、最近では浴室などの水回りでも使用可能としています。

・片引き「ポルタG100」
片引き「ポルタG100」

「詳細ページはこちら」



・片引き&FIX「ポルタGWF100」
片引き&FIX「ポルタGWF100」

「詳細ページはこちら」


参考文献(wikipedia);
ポルタ(Porta)
https://bit.ly/3f8rgqV
ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)
https://bit.ly/30pmAJn
アプス(apse)
https://bit.ly/3hkOfRR
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂
https://bit.ly/2XPY1n4
トリーア(Trier)
https://bit.ly/2zi5rGa
ラリー・ドイチュラント(Rallye Deutschland)
https://bit.ly/3fbJBUg