マクタン島(フィリピン・セブ州)

マクタン島(フィリピン・セブ州)
マクタン島(Mactan Island)は、フィリピン中部セブ州にある島です。

セブ島の東海岸、セブ市の沖合い数キロのところにあり、セブ本島とはマクタン・マンダウエ橋とマルセロ・フェルナン橋の二本の橋で繋がっています。
セブ島の東海岸

島はラプ=ラプ市とコルドヴァ町の二つの自治体に分かれています。

上空から見たマクタン島(ラプ=ラプ市)
▲上空から見たマクタン島(ラプ=ラプ市)

コルドヴァ町の海岸線
▲コルドヴァ町の海岸線

中央部にはセブ島と国内外の多数の都市を結ぶフィリピン国内第二位のマクタン・セブ国際空港があり、セブ島に面した側には輸出経済特区など産業の拠点やショッピングセンターなどの観光スポットが、反対側の東海岸にはビーチ、リゾートホテルが連なっています。

空港からセブ市街へは車で30~40分、ビーチリゾートへは20分ほどです。

マクタン島のビーチ
▲マクタン島のビーチ

マクタン島は風光明媚で風通しがよく、一般に言う「セブ・リゾート」とはここマクタン島を指す場合が多く、外国からの移住者も多いです。

この島は1521年の「マクタン島の戦い」の舞台であり、マゼラン終焉の地として有名な場所でもあります。

フェルディナンド・マゼランはヨーロッパからの西回りの航路でフィリピンに到達し、セブ島の領主らをキリスト教に改宗させスペイン王に従わせました。

しかし、イスラム教の領主(ダトゥ)ラプ=ラプはそれに従わなかったため、両者は対立して戦闘となり、その中でマゼランは戦死しました。
フェルディナンド・マゼラン

これはフィリピン人と西洋人の最初の戦争であり、このときマゼランを討ち取ったラプ=ラプは後に侵略者に対する抵抗の英雄とみなされるようになりました。

島には、マゼランのフィリピンへのキリスト教布教と世界一周途上での殉職を記念したマゼラン記念碑が建っていますが、その隣にはスペイン艦隊の兵と戦いマゼランを討ち取ったラプ=ラプの像が建っています。

マゼラン記念碑
▲マゼラン記念碑

ラプ=ラプ像
▲ラプ=ラプ像

島最大の都市ラプ=ラプ市は彼を記念して名づけられました。

マクタン島の標準的な村(ブアヤ)
▲マクタン島の標準的な村(ブアヤ)


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参考文献(wikipedia);
マクタン島(Mactan Island)
https://bit.ly/2VszYco
セブ州
https://bit.ly/2AcaCrF
ラプ=ラプ市(Lapu-Lapu City)
https://bit.ly/2Zo7TE2
マクタン島の戦い
https://bit.ly/3i8uIo5
フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan)
https://bit.ly/3i6Q59f
ラプ=ラプ(Lapu-Lapu)
https://bit.ly/3ialR57