ひじ掛けの使用例

ひじ掛けの使用例
「肘掛け」(ひじかけ)は、人が肘を置き、休ませるための装置です。

古くから、家具、住居、施設、交通機関など多くの場所や設備で用いられ、その用途は様々です。

肘掛けと椅子(点線)
▲肘掛けと椅子(点線)

肘掛けは、多くの場合、椅子の左右に設置され、そこに腕を乗せることにより、利用者の筋肉の緊張がほぐれます。

肘掛けを備えた「肘掛け椅子」(アームチェア)は様々なタイプがあります。

デスクチェア、アームチェア、ソファー、オフィスチェア、旅客機の座席、車椅子、そして多くの乗用車や自家用車など。

アームチェア
▲アームチェア

アームチェア
▲オフィスチェア

アームチェア
▲肘掛けに肘を掛けた女性

自動車の肘掛けはアームレスト(armrest)と呼ばれ、前後両座席に設置されています。

大型もしくは高級モデルに近づくにつれ、アームレストもより大きくなります。

車の前部座席に設置されているアームレストは、センターアームレストと呼ばれ、一般的には運転手による手動の上げ下げが可能です。

小物入れやカップホルダーなどを備えたもの、空調やウィンドウ・モーターといった自動車のオプション機能の操作部を提供するものもあります。

車のドアに組み込まれているものもあり、これらはドアの取っ手の一部を形成します。

アームチェア
▲車前部シートのアームレスト

後部座席間のリアアームレストは一般に、折りたたみ収納することが可能です。

これにより、中心の座席にも人が座れるようになります。

乗員の安全性を謳った一部の設計では、通常の2倍のサイズを持たせることにより、調節可能なシートベルトを完備したチャイルドシートとして機能します。

リアアームレストも前部座席同様、後部ドアもしくは車側面内に組み込まれることがよくあります。

アームチェア
▲複数のカップホルダーを備えた後部座席のアームレスト。
 (リンカーン・タウンカー)

肘掛けは、公共交通機関の鉄道や旅客航空の客席にも設置されています。

乗客は座席の左右、もしくは座席間の肘掛けを使用します。

鉄道では、クロスシート(横座席)と呼ばれる座席配列の車両で肘掛けが多く提供されています。

アームチェア
▲スイスの超低床電車「FLIRT」の客室

ロングシート(縦座席)を採用したロンドン地下鉄では、肘掛けを乗客1人分の仕切りとして使用した例もあります。

アームチェア
▲1981年まで使われていたロンドン地下鉄の車内。縦に並んだ各座席に1人分の肘掛けを備える。

旅客機では照明や空調の調節スイッチ、客室乗務員の呼び出しなどのボタンなどが設置されています。

中には、自動車同様、小物入れカップホルダーを備え、テーブルの役目を果たすものもあります。

これらの設置の有無は座席のクラス分けに左右され、クラスが上級になるほど提供されることが多く、アームレスト自体の余裕も大きくなります。

身体が不自由な方のために、上げ下げが可能な肘掛けを用意する航空会社もあります。

アームチェア
▲旅客機でのファーストクラスのシートの肘掛け


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参考文献(wikipedia);
肘掛け(ひじかけ)
https://bit.ly/32czbPl
アームチェア(arm chair)
https://bit.ly/2Eidl4A
リンカーン・タウンカー
https://bit.ly/3hgFg3l
クロスシート(横座席)
https://bit.ly/2Qcxmwd
超低床電車
https://bit.ly/3aJyW1O
FLIRT(鉄道車両)
https://bit.ly/2Q8rNi6