市松模様の利用

市松模様の利用
市松模様(いちまつもよう)とは、格子模様の一種で、二色の正方形(または長方形)を交互に配した模様です。

チェック(チェッカー)とも言います。
チェック(チェッカー)


市松模様は、古墳時代の埴輪(はにわ)の服装や法隆寺・正倉院の染織品にも見られ、古代より織模様として存在していました。

公家(くげ)の有職故実(ゆうそくこじつ)では石畳・霰(あられ)などと称されていました。

そのため、家紋や名物裂など江戸時代以前から存在するものは石畳文様と呼ばれます。

江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が江戸・中村座での舞台「心中万年草(高野山心中)」で小姓・粂之助に扮した際、白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、市松はその後もこの模様を愛用して奥村政信・鳥居清重・石川豊信などがその姿を描いたことから着物の柄として流行しました。

市松の愛用した模様は当初は古くからの慣わしに従って石畳と称されましたが、後に「市松模様」「市松格子」「元禄模様」などと呼ばれるようになりました。

英語では主に「チェッカー盤柄」を意味する語で呼ばれます。

国際チェッカーの10×10の盤と初期配置の駒
▲国際チェッカーの10×10の盤と初期配置の駒

Photoshop(フォトショップ)などのグラフィックソフトウェアにおいて、画像の一部が透明であることを示すために市松模様を表示させることが多いです。

Photoshopの開発者トーマス・ノールによれば、この表現は生物学で背景に市松模様を使用することから採用したといいます。

2020年東京オリンピックおよびパラリンピックのエンブレムに、市松模様をモチーフにしたデザインの「組市松紋」(野老朝雄作)が採用されています。

またマスコットキャラクターのデザインにも市松模様を取り入れています。

グラフィックエディタで背景が透明である事を示す市松模様表示
▲グラフィックエディタで背景が透明である事を示す市松模様表示

東京2020エンブレム「組市松紋」(くみいちまつもん)
▲東京2020エンブレム「組市松紋」(くみいちまつもん)

東京2020マスコットキャラクターをラッピングした都営バスの車両
▲東京2020マスコットキャラクターをラッピングした都営バスの車両


▼和紙合わせガラスにも「市松模様」があります。
和紙合わせガラス「市松模様」

「詳細ページはこちら」



▼和紙合わせガラス一覧
https://bit.ly/3kmUoxE

参考文献;
TOKYO2020
https://tokyo2020.org/ja/
東京2020エンブレム
https://bit.ly/34hyrdT

Wikipedia;
市松模様(いちまつもよう)
https://bit.ly/34pdIVP
埴輪(はにわ)
https://bit.ly/34hP0qe
公家(くげ)
https://bit.ly/3oiStwL
有職故実(ゆうそくこじつ)
https://bit.ly/31wghDy
チェスボード(チェッカーボード)
https://bit.ly/2TdcUwK
チェッカー
https://bit.ly/3oiSuRl
野老 朝雄(ところ あさお)
https://bit.ly/3kmUdlY
2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム
https://bit.ly/3jmre0y
ミライトワとソメイティ
https://bit.ly/31xLjuH